地球環境に優しく、電気代が削減できると人気の太陽光発電。導入を考えているものの、何キロ程度の太陽光パネルを設置したら良いのか?どれくらい発電できるのか?気になっている方も多いのではないでしょうか?今回は、太陽光発電の発電量の目安や、発電量を高めるポイントについてご紹介したいと思います。
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太陽光発電の発電量目安
発電量は、太陽光パネルの性能や設置条件などに左右されます。では、参考となる目安は、どれくらいなのでしょうか?
一般的に、太陽光発電の1kWあたりの、年間推定発電量は1,000kWh程度*とされています。
一般家庭の平均年間電力消費量は5,000kWh弱と言われています。そのため、4kWの太陽光パネルを設置すれば、消費電力の約8割を太陽光発電でカバーすることが可能だというわけです。
*太陽光発電協会のガイドライン(設置角度30度・設置方向が真南の場合)
ただし、1,000kWh程度というのはあくまで目安です。
実際には、設置する地域や設置する方角、設置角度、パネルの種類、付属機器の効率、各種損失、周囲環境などに影響されるため一概には定義できません。
設置予定の太陽光パネルでの発電量の計算方法
太陽光パネルが発電できる電気量は、太陽光モジュールメーカー各社がシミュレーションツールを用意しています。ご自身でチェックする場合には、以下の計算式で求められます。
それぞれの項目に値を当てはめるだけで発電量を計算できます。ぜひ参考にしてみてください。
システム容量(kW)×設置地域の日射量(kWh/㎡・日)×損失係数(0.7程度)×365=1年の発電量
システム容量:設置した太陽光発電のシステム容量(kW)を指します。
設置地域の日射量:日射量データベース閲覧システム(https://appww2.infoc.nedo.go.jp/appww/index.html)で調べる事ができます。
発電量を高めるには?
太陽光発電の発電量を左右する要因は、数多くあります。効率的に発電するために、以下の4つのポイントを押さえておく事が大切です。
設置場所の選定(導入前)
発電量は、日射量や気温、周辺の環境、屋根の方位や角度などの設置環境の影響を大いに受けます。導入検討の際には、ご自宅の設置場所を前提とした経済性シミュレーションで、しっかりと確認を行うことがポイントです。
長寿命で耐久性の高い太陽光パネルを選ぶ(導入前)
経年劣化による太陽光パネルの発電量低下は避けられません。そのため、長寿命で劣化の少ない耐久性の高い太陽光パネルを選ぶことも発電量を高める1つのポイントです。一度設置した太陽光パネルは簡単に交換できません。環境ストレスに強い太陽光パネルを、予算なども加味しながら剪定することも大切です。
発電量のモニタリング(遠隔監視)
設置場所の特性上、太陽光発電では、異常に気づきにくいという難点があります。メーカーによっては、異常をチェックしてくれる遠隔監視サービスがあります。
モニタでの日々の発電量のチェックの他、メーカーの遠隔監視により、異常を早期に発見して対処することも、長期的に発電量を維持する大切なポイントです。
パネルの清掃とメンテナンス
太陽光パネルは、砂埃や黄砂、落ち葉などで表面が汚れることもあります。当然、汚れている部分の発電効率は下がってしまいます。
多少の汚れは、雨が洗い流してくれますが、汚れが蓄積すると、徐々に発電効率が下がってしまいます。定期的に清掃やメンテナンスを行うことで、汚れや経年劣化による発電量低下を押さえることができます。
太陽光パネルは、日陰や高温による発電量の低下を抑えられるもの。複雑な形の屋根に対応できる多様な形状を揃えているもの。積雪や塩害に強いタイプのものなど、メーカーによって様々な特徴があります。
ご自宅の屋根形状や周辺環境、地域によって最適な太陽光パネルは変わってきますので、専門知識を持ったプロに相談するのが一番です。
プレジャーハウスでは、お客様1組1組に寄り添い、住環境やライフスタイル、将来の変化なども加味し、電力プランも含め、最適なプランをご提案させていただきます。
私たちは、お家のお困りごとを一生涯サポートする、お家のトータルコンシェルジュです。疑問点や気になること、なんでもお気軽にご相談ください。