蓄電池導入時、蓄電池メーカー選びに悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、最適な蓄電池選びのポイントを解説します。あわせて主要蓄電池メーカーの特徴もご紹介します。
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メーカーによる蓄電池の違いはあるの?
メーカーによって、扱っている蓄電池の容量や、停電時の供給タイプの違い(全負荷型と特定負荷型)はもちろん、AIによる自動制御で最適な運転設定を行ってくれるものなど、様々な特徴があります。ご家庭によって、必要な容量や機能は様々です。専門知識を持ったプロに相談することが大切です。
蓄電池を選ぶときのポイントは?
蓄電池を選ぶ時にチェックすべきポイントは、主に4つ。
- ご家庭にあった蓄電池タイプ
- 蓄電容量
- 定格出力
- 寿命(サイクル数)と保証
ご家庭に合った蓄電池タイプ
蓄電池には、充放電システムの違いによって、「単機能型」「ハイブリッド型」「トライブリッド型」の3タイプがあります。
既にに太陽光発電を導入済みなのか、同時に導入するのか、太陽光は考えていないのか、また電気自動車の導入連携を考えているのかなどによって、必要なタイプが異なってきます。
また、停電時の電気供給の違いによって「特定負荷型」「全負荷型」かも選ぶ必要があります。
このように、ご家庭でどのように蓄電池を使いたいのかを整理しておくことが大切です。
蓄電容量
容量によって、使用できる電力量や使用できる時間が異なります。基本的に容量の大きいほうが長時間使用できますが、価格が高くなる傾向にあります。一方で、大容量になるほど、1kWhあたりの単価は下がる点にも注目です。
また、蓄電容量が使用電力に見合っていないと、度々充電する必要があり、利便性がよくありません。ご家庭で使用する電力量や太陽光発電の有無なども考慮して、容量を選ぶことが大切です。
定格出力
指定された条件下で、安全に達成できる最大出力を「定格出力」といいます。定格出力の数値によって、一度に使用できる機器や設備が変わってきます。
電化製品を使うには、最低限必要な電力があり、定格出力の数値が低いと、複数の機器を同時に使うことができません。日常的に使いたい家電を元に、定格出力を確認しておくことが大切です。
寿命(サイクル数)と保証
蓄電池の寿命は、蓄電池のサイクル数によって決まります。目安となっているサイクル数をこえると、貯めておける電力量は徐々に減っていくのが一般的です。蓄電池は高額なため、なるべく長期で使える寿命の長いものを選びたいですよね。
また、保証についても、対応年数や保証対象がメーカーによって異なってきます。こちらも合わせてチェックしておきたいポイントです。
蓄電池メーカー7社の特徴を紹介
蓄電容量、寿命、機能やサイズなど、重要視したいポイントは、ライフスタイルやニーズによって様々。それでは、人気の高い蓄電池メーカー7社の特徴をご紹介します。
ネクストエナジー
2003年に長野県を拠点として設立された、比較的新しい国内メーカー。近年蓄電池に特に力を入れ、販売台数が伸びている注目の企業です。定格出力が大きく、またコストパフォーマンスがいいと人気があります。
長州産業
1980年創業の、山口県に本社のある老舗国内メーカー。長州産業が提供しているのは「蓄電池システム」で、そのシステムに使われる蓄電池はダイヤゼブラ電機(旧田淵電機)やオムロンといった他社のOEM製品ですが、長期保証や豊富なラインナップで、人気があります。
京セラ
「わが家電力」というキャッチフレーズを掲げ、家庭ごとに電力を自給自足できる社会を目指す京セラ。2019年には、住宅用蓄電システム「Enerezza(エネレッツァ)」を開発し、長寿命・高安全性・低コストの三拍子揃った蓄電池として注目を浴びました。
ニチコン
家庭用蓄電池システムの累積販売台数、国内No.1*を誇るのが、京都市に本社を置くニチコン株式会社です。豊富なラインナップが人気で、さらに塩害や寒冷地域、南側設置などの特殊な条件下でも設置が可能です。電気自動車を保有しているご家庭にも嬉しいトライブリット型商品も扱っています。
*2023年12月ニチコン調べ
シャープ
家電メーカーとしてはもちろん、住宅用太陽光発電やメガソーラーなど、太陽光発電事業を幅広く行っている定番メーカーです。2017年度に、蓄電池の出荷台数で1位になりました。大容量でありながらコンパクトで屋内設置を考えている方にも人気です。
オムロン
医療機器メーカーとして有名なオムロン。その医療機器製造で培った技術を活かし、太陽光発電や蓄電池事業も展開しています。機器を自由に組み合わせることができるため、ライフスタイルに合わせた、柔軟な対応が可能です。
パナソニック
長時間優れたパワーを発揮するエボルタの技術は、住宅用の蓄電池にも活かされており、安全性が高く品質が良い蓄電池を提供しています。IoTやAIに対応したパナソニックが提供するHEMSのAiSEG2との連携やV2H連携のトライブリッドなど、最新の技術に対応しています。
納得のいく蓄電池選びをするには、設置環境や重視したいポイントに適したメーカーの製品を選ぶことが大切になります。
蓄電池は、現在様々な特徴を持ったものが販売されており、また日々進化しています。
最新の蓄電池の特徴などを熟知したプロに、シミュレーションを依頼し、お選びいただくことがお一人お一人に最も適した蓄電池選びにつながります。
プレジャーハウスでは、お客様1組1組に寄り添い、住環境やライフスタイル、将来の変化なども加味し、電力プランも含め、最適なプランをご提案させていただきます。
私たちは、お家のお困りごとを一生涯サポートする、お家のトータルコンシェルジュです。疑問点や気になること、なんでもお気軽にご相談ください。