(最終更新:2026年8月)

犬や猫と暮らしていると、夏や冬のエアコンをどうするか悩みますよね。
「留守番中もエアコンはつけっぱなしにした方がいい?」
「一日中冷房を使うと電気代が心配……」
「外出中に停電したらエアコンはどうなる?」
「ペットだけで留守番しているときの停電対策は?」
このような不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
特に夏の室内は、冷房が止まると短時間でも温度が大きく上昇することがあります。
環境省も、犬や猫は暑さに弱く、高温の室内での留守番は熱中症につながる危険があるとして注意を呼びかけています。
一方で、エアコンを長時間使えば、気になるのが電気代です。
この記事では、犬や猫がいるご家庭のエアコンの使い方、電気代を抑える方法、留守番中の注意点、停電対策までまとめて解説します。
CONTENTS
犬や猫がいるご家庭では、エアコンはつけっぱなしにした方がいい?

夏の暑い日や冬の寒い日など、室温がペットに適さない状態になる可能性がある場合は、留守番中も空調で室内環境を管理することが重要です。
環境省の犬猫の飼養ガイドラインでも、夏場に留守にする場合などは、エアコンを使用して適度な室温・湿度を保つ必要があるとしています。
ただし、「何℃に設定しておけば絶対安心」という一律の答えがあるわけではありません。
犬種・猫種だけでなく、
- 年齢
- 毛の長さ
- 体格
- 肥満の有無
- 持病
- 日当たり
- 住宅の断熱性能
などによって適した環境は変わります。
そのため、エアコンの設定温度だけではなく、ペットが実際に過ごしている場所の室温・湿度を確認することが大切です。
ペットが快適に過ごせる温度は?

犬や猫の種類によっても異なりますが、ペットにとって快適な環境は温度が25〜28℃、湿度が45〜65%程度と言われています。
しかし、環境省の資料でも、犬猫の飼養環境については個体差を踏まえた温湿度管理が必要とされており、この数字はあくまで参考程度に考え、エアコンの設定温度ではなく、実際の室温・湿度を温湿度計で確認し、犬や猫の年齢・犬種・猫種・体調などに合わせて調整する必要があります。
特に、短頭種の犬、子犬・子猫、高齢のペット、肥満傾向、持病がある場合などは暑さ・寒さへの注意が必要なケースがあります。
不安がある場合は、かかりつけの獣医師に相談してください。
エアコンをつけっぱなしにすると、電気代はどうなる?
「必要なのは分かっているけれど、電気代が心配」という方も多いと思います。
エアコンの電気代は、
- 外気温
- 設定温度
- 部屋の広さ
- 住宅の断熱性能
- エアコンの性能
- 日当たり
- 運転時間
などによって大きく変わります。
そのため、「24時間つけっぱなしなら1日○円」と一律に断定するのは難しいです。
まずは電力会社のアプリや検針票などで、前年同月と比べて、実際に何kWh増えているかを確認してみましょう。
▼電気代そのものが急に高くなった方はこちらをチェック
ペットの快適さを守りながら電気代を抑える方法
ペットが快適に過ごすために必須のエアコン。
しかし、つけっぱなしは電気代が気になるという方も多いかと思います。
ここからは、エアコンをつけっぱなしの状態でも、電気代を抑えられる節約方法についてご紹介していきたいと思います。
エアコンのフィルターを清潔にする

フィルターにホコリがたまると、空気を吸い込みにくくなります。
定期的にお手入れして、効率よく運転できる状態を保ちましょう。
サーキュレーターなどで空気を循環させる

エアコンの機種や部屋の広さによっては、部屋の隅々まで冷気や暖気が行き渡らないこともあります。エアコンの下にサーキュレーターを置くことで、空気を部屋中に循環させることができ、部屋中を動き回るペット達も快適に過ごせます。
窓から入る暑さ・寒さを抑える

室内の温度変化に最も影響を与える窓。
夏の日差しや熱気、冬の冷気は窓からより入ってきます。
遮熱・断熱効果の高いカーテンを設置することで、室内の温度変化を抑えることができます。
また、室内の明るさや解放感が気になる方は、窓に貼るタイプの断熱シートやペアガラス、内窓の検討もおすすめです。
使用時に電気を使わない冷却・保温グッズ

冷却マットやひんやりハウス、湯たんぽや毛布など、使用時に継続して電気が不要なグッズを併用することで、エアコンの設定温度を抑えられ、節約につながります。
留守番中にあると便利なエアコン機能
電気代の他に、犬や猫と暮らしているご家庭の不安といえば、ペットを残して外出することです。
そんな不安要素である留守番中に、あると便利なエアコンの性能も確認しておきたいところです。
遠隔操作・スマホ連携

外出先から、
- 運転状態
- 設定温度
- 室温
- 湿度
などを確認できるエアコンがあります。
「エアコンをつけ忘れていないか」
「室温が上がりすぎていないか」
を確認できるため、留守番中の安心につながります。
また、見守りカメラや温湿度センサーと組み合わせると、さらに安心です。
ペットモード・見守り機能
機種によっては、ペットがいるご家庭を意識した運転機能や、室温変化をスマートフォンへ通知する機能などがあります。
ただし「ペットモード」という名称や機能はメーカー・機種によって異なります。
エアコンを買い替える際は、「ペットモードがあるか」だけではなく、外出先から運転状態や温湿度を確認できるかまで確認すると安心です。
空気清浄機能
空気中のニオイの元となる物質やウイルス、花粉などを除去してくれる機能。室内の空気を清潔に保つことができるため、ペットはもちろん飼い主にとってもメリットがあります。
留守番中に停電したら、エアコンはどうなる?

停電が発生すると、当然エアコンも停止します。
そして重要なのが、電力が復旧したからといって、すべてのエアコンが自動で運転を再開するわけではないということです。
メーカーや機種によっては「停電自動復帰機能」を搭載しているエアコンがあり、停電前に運転していた場合、復電後に運転を再開できるものがあります。
一方で、機種によっては設定や追加対応が必要な場合があります。
そのため、留守番が多い家庭では、
「うちのエアコンは停電後に自動で再開する?」
を取扱説明書やメーカーサイトで確認しておくことをおすすめします。
「自動復帰機能があれば安心」とは限らない

注意したいのがここです。
自動復帰機能は、電気が復旧した後にエアコンを再開する機能です。
つまり、停電そのものが続いている間はエアコンを動かすことができません。
例えば真夏に長時間停電が発生した場合、
停電
↓
エアコン停止
↓
室温上昇
↓
復電するまで冷房が使えない
という状況になります。
ペットだけで長時間留守番する家庭では、復電後だけでなく、停電している間をどうするかも考えておく必要があります。
ペットのために準備しておきたい停電対策
それでは、具体的に、停電対策としてどのような準備をしておくと、安心なのでしょうか?
水を複数用意しておく

ペットがいつでも水を飲めるようにし、可能であれば複数の場所へ用意しておくと安心です。
涼しい場所・暖かい場所へ移動できるようにする

- ひんやりマット
- 日陰になる場所
- 毛布
- ベッド
などを複数用意しておくと、その時の状況に合わせて、ペット自身が快適な場所を選ぶことができるようになります。
ただし、こうしたグッズだけで真夏の高温環境に長時間対応できるとは限りません。
停電時に電気を使える設備を検討する

住宅設備としては、家庭用蓄電池も停電対策の選択肢になります。
ただし、「蓄電池があれば、どんなエアコンでも停電中ずっと使える」というわけではありません。
実際にエアコンを動かせるかは、
- 蓄電池の出力
- 容量
- エアコンの消費電力
- 200V機器に対応しているか
- 全負荷型か特定負荷型か
- 停電時にどの回路へ給電できるか
- 蓄電池の残量
などによって異なります。
ペットのために停電時の空調を確保したい場合は、「停電時にエアコンを動かしたい」ことを導入前に伝えて、設備構成を確認することが重要です。
ペットがいる家庭と太陽光発電は相性がいい?

太陽光発電は主に昼間に発電します。
一方、一般的な共働き家庭では、昼間は家族が外出しているため、電気の使用量が少なくなる場合があります。
ところがペットがいる家庭では、家族が外出中でも、ペットのためにエアコンを運転しているというケースがあります。
つまり、
太陽光が発電する昼間
+
ペットのためにエアコンを使う昼間
が重なりやすいのです。
太陽光発電でつくった電気を家庭内でそのまま使えば、電力会社から購入する電力量を減らせる可能性があります。これは「自家消費」と呼ばれる使い方です。
そのため、昼間にペットのための冷暖房を長時間使う家庭は、住宅の条件によっては太陽光発電との相性を検討しやすい家庭といえます。
大切な家族のためにエアコンを活用しよう
犬や猫も、人間と同じように熱中症を起こすことがあります。ときには命に関わる重大なケースに陥ることも少なくありません。大切なペットを守るためにも、エアコンを活用して、暑さや寒さ対策を行うことが大切です。
とはいえ、電気代が高騰している今、電気代についても無視することはできません。
まずは、
- 温湿度を確認する
- エアコンの機能を確認する
- 停電自動復帰に対応しているか確認する
- 外出先から室温を確認できる環境を整える
- 断熱やエアコンのお手入れで効率を高める
- 電気を使わない保温・冷却グッズを併用する
など、すぐできる対策から始めてみましょう。
そのうえで、
- 毎月の電気代負担をもっと見直したい
- ペットの留守番中の停電が心配
- 昼間にエアコンを長時間使っている
という場合には、太陽光発電や家庭用蓄電池など、住宅設備から電気の使い方を見直す方法もあります。
プレジャーハウスでは、ご家庭の電気使用量やライフスタイル、屋根の条件などを確認しながら、太陽光発電・蓄電池の導入効果をシミュレーションしています。
「ペットのためにエアコンは止められないけれど、電気代を何とかしたい」
「停電したときにもペットのために電気を確保したい」
という方も、ご家庭に合った方法を検討してみてください。
プレジャーハウスは、お客様1組1組に寄り添います。住環境やライフスタイル、将来の変化なども加味した最適なプランをご提案させていただきます。
私たちは、お家のお困りごとを一生涯サポートする、お家のトータルコンシェルジュです。疑問点や気になること、なんでもお気軽にご相談ください。



