ペットがいる家庭のエアコン事情は?ペットの暑さ・寒さ対策にはどんなものがあるの?エアコンはつけっぱなし?など、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、ペットがいるご家庭に向けて、エアコンをつけっぱなしにする必要性と注意点、電気代の節約方法などについて、ご紹介したいと思います。
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犬や猫のペットがいるご家庭ではエアコンつけっぱなしがいい?
ペットがいるご家庭では、暑さや寒さ対策として、エアコンは必要不可欠です。犬や猫は汗腺が少なく、体内の熱を逃がすのが難しい性質があります。そのため、近年の猛暑の影響で、人間と同じように熱中症を起こすことがあります。最悪の場合、命を落とす危険性もあります。また、猫は寒さにストレスを感じる動物であり、寒さに強い印象のある犬も、寒さに弱い犬種の子もいます。
部屋の温度を均一に保つことができるエアコンは、ペット達の快適な生活には欠かせない器具です。
犬や猫が快適に過ごせる設定温度とは?
犬や猫の種類によっても異なりますが、ペットにとって快適な環境は温度が25〜28℃、湿度が45〜65%と言われています。
また、暑さに弱いタイプのペットは、25〜28℃よりも涼しい室温設定が安心な一方で、冷やしすぎによる低体温症のリスクもありますので、ペットのタイプや状態を確認しながら、調整する必要があります。
※エアコンの設定温度≠室温です。室温計を確認しながら、エアコンの設定温度を調整してください。
備えておきたい!ペットが快適に過ごすためのエアコン機能
最近のエアコンには、ペットが快適に過ごすための機能が備わっています。ぜひ、ご家庭で保有しているエアコンの機能を再確認してみてください。
ペットモード
製品にもよりますが、ペットがいるエアコンに近い場所だけを設定温度に調整してくれるもの。ペットの種別や性別、サイズなどを登録することで、設定温度の提案や運転をコントロールしてくれるもの。スマートフォンに室温を通知してくれるものなど、その名の通り、ペットのための機能です。
遠隔操作
スマホアプリを利用して、外出先からリモコン操作ができる機能。アプリ上で温度や湿度の設定や確認ができるので、留守中でもペットにとって快適な状態を保てます。また、見守りカメラと併用することで、ペットの状態に合わせた設定ができるのも安心です。
自動復帰機能
通常エアコンは、停電が発生した場合、照明などと違い、電力が復旧しても運転は再開されません。自動復帰機能をオンにしておけば、電力復旧で自動的に運転を再開してくれ、留守中の停電の不安が軽減されます。
空気清浄機能
空気中のニオイの元となる物質やウイルス、花粉などを除去してくれる機能。室内の空気を清潔に保つことができるため、ペットはもちろん飼い主にとってもメリットがあります。
エアコンつけっぱなしの注意点
飼い主が在宅してペットに注意を払っていれば、安心です。しかし、外出などでペットが留守番をしなくてはならないシーンも多くあります。
そんな時、エアコンをつけっぱなしにしておくだけで、安心という訳ではありません。いくつか注意しておきたいポイントがあります。
停電時の備え
最近のエアコンには、遠隔操作や自動復帰機能など、便利で安心な機能が備わっています。しかし、そういった機能のないエアコンを使用している場合や、長時間の停電が発生した場合のために、エアコンとは別の暑さ・寒さ対策をしておくと安心です。
ひんやりマットなどの、ペット用の冷却グッズ、毛布やブランケットなどの寒さ対策、多めの水分補給の用意など、万が一に備えた対策ができていると安心です。
また、停電時でも電気が使える家庭用蓄電池の設置も有用です。
サーキュレーターで空気を循環
エアコンの機種や部屋の広さによっては、部屋の隅々まで冷気や暖気が行き渡らないこともあります。エアコンの下にサーキュレーターを置くことで、空気を部屋中に循環させることができ、部屋中を動き回るペット達も快適に過ごせます。
逃げ場を作っておく
人は暑くなったら服を脱いだり、エアコンの温度を調整できます。しかし、ペットは人のようにはいきません。ペットが自分で快適な場所を選べるように、あえて涼しい場所や暖かめの場所も用意して、自由に移動できるとさらに快適です。
エアコンの設定温度は万能ではない
同じ設定温度でも、日が昇る前、窓から日差しが差し込む時間など、時間帯によって体感温度は変わってきます。また、その日のペットの体調によっても感じ方は変わってきます。ペットモニタなどで様子を見守りながら、調整してあげると安心です。
また、遮光カーテンや断熱材など、室内の温度変化を抑えられるアイテムを利用するのもおすすめです。
エアコンつけっぱなしで気になる電気代…節電方法とは?
ペットが快適に過ごすために必須のエアコン。しかし、つけっぱなしは電気代が気になるという方も多いかと思います。
ここからは、エアコンをつけっぱなしの状態でも、電気代を抑えられる節約方法についてご紹介していきたいと思います。
遮熱・断熱カーテンや断熱材の導入
室内の温度変化に最も影響を与える窓。夏の日差しや熱気、冬の冷気は窓からより入ってきます。遮熱・断熱効果の高いカーテンを設置することで、室内の温度変化を抑えることができます。
また、室内の明るさや解放感が気になる方は、窓に貼るタイプの断熱シートやペアガラス、内窓の検討もおすすめです。
使用時に電気を使わない冷却・保温グッズ
冷却マットやひんやりハウス、湯たんぽや毛布など、使用時に継続して電気が不要なグッズを併用することで、エアコンの設定温度を抑えられ、節約につながります。
太陽光発電や蓄電池の導入
ペットを飼っているご家庭では、飼っていないご家庭よりも電気代が高くなる傾向があります。そのため、太陽光発電や蓄電池を導入されている方も増えています。
太陽光発電を導入することで、日中の電気利用をカバーし、余剰電力を蓄電池に蓄え、夜間空調に利用することで、電気代を大幅に抑えることができます。
大切な家族のためにエアコンを活用しよう
犬や猫も、人間と同じように熱中症を起こすことがあります。ときには命に関わる重大なケースに陥ることも少なくありません。大切なペットを守るためにも、エアコンを活用して、暑さや寒さ対策を行うことが大切です。
とはいえ、電気代が高騰している今、冷却・保温グッズを賢く併用しながら、自然エネルギーの導入なども視野に入れておくと、安心です。
太陽光パネルは、日陰や高温による発電量の低下を抑えられるもの。複雑な形の屋根に対応できる多様な形状を揃えているもの。積雪や塩害に強いタイプのものなど、メーカーによって様々な特徴があります。
ご自宅の屋根形状や周辺環境、地域によって最適な太陽光パネルは変わってきます。専門知識を持ったプロに相談するのが一番です。
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